家計の収入と支出は、毎月の家計簿と、毎年の収支計算書(PL)で管理できることはご理解いただけたと思います。 今回は、家計の安定度がわかる「資産と負債の状況(BS)の表」をご紹介します。 BSはバランスシートの略で、その名の通り、家計の資産と負債のバランスを表します。 左側を資産の部として、今まで貯蓄してきた分や、その他資産と呼べるものを確認することができます。 右側を負債の部として、お金を借りている人は、残高を確認することができます。
家計の収入と支出は、毎月の家計簿と、毎年の収支計算書(PL)で管理できることはご理解いただけたと思います。 今回は、家計の安定度がわかる「資産と負債の状況(BS)の表」をご紹介します。 BSはバランスシートの略で、その名の通り、家計の資産と負債のバランスを表します。 左側を資産の部として、今まで貯蓄してきた分や、その他資産と呼べるものを確認することができます。 右側を負債の部として、お金を借りている人は、残高を確認することができます。
表の作り方は、簡単です。 下記を参考に、作成してみてください。
【資産の部】
- ・ 預貯金の金額・・・普通預金・定期預金・貯金・定額貯金・財形貯蓄・社内預金などの残高を記入
- ・ その他有価証券等・・・株・投資信託・債券などは取引残高報告書や、インターネットで時価を調べて記入
- ・ 保険積立金・・・貯蓄性のある保険(終身保険や養老保険、年金保険等)の解約返戻金を記入
- ・ 投資用不動産・・・似た間取りや立地での取引価格を参考に記入(マンションの場合を前提に)
- ・ 居住用不動産・・・マンションの場合は投資用不動産と同様、似た条件での取引価格を参考に。一戸建ての場合は、近隣の中古売り出し価格などを目安に記入
- ・ その他個人資産・・・自動車・絵画・ゴルフやリゾート会員権などは、中古査定や、オークションでの取引価格などを参考に記入
【負債の部】
- ・ 住宅ローン・・・償還予定表を元に元本残高を記入
- ・ 投資用不動産ローン・・・償還予定表を元に元本残高を記入
- ・ その他負債(個人ローン)・・・車のローン、カードのローン、奨学金などの残金を記入
上記のケースでは、預貯金が全体の資産の80%を超え、純資産がプラスになっていることから、家計は安定していると言えます。 より詳細な対策については省きますが、預貯金だけに資産が偏っているため、その他の資産へ分散する工夫などが必要です。 ご自身で収支計算書(PL)や資産と負債の状況(BS)を作成してからご相談いただければ、より的確なアドバイスを差しあげることができます。 もちろん、相談時間や費用も節約できますね。ご自身でできることから始めてみてください。