前回のコラムで、ライフプランは定期的な見直しが必要と書きました。 今回は、ライフプランを作成する際に（見直しの場合も含めて）、覚えておいていただきたいポイントについてお話します。
ライフプランの作成に取り掛かると、ご自身の現状が把握出来るようになり、目標が明確になります。 そうすると、その目標を達成したいという意欲が生じるために、必要以上に高いハードルを設定してしまうことがよくあるのです。
例えば、今まで貯蓄の習慣がなかった人が、将来への備えとして急に毎月10万円を貯蓄すると決めたらどうなると思いますか？もちろん、強い意志があれば出来ると思う方もいるでしょう。
しかし、ご自身の決めたハードルを越えられず、途中で計画倒れになり、肝心の目標をも見失ってしまう方も多いのではないでしょうか。そうならないためにも、攻めと守りのバランスが重要です。 これは、忘れがちですがライフプラン作成の際、大切なポイントとなるものです。
ここでいう[攻め」とは自己投資のことを指します。 また、「守り」とは生活の安定のことです。 好きなこと、生きがいにつながるようなことを犠牲にしてまで高いハードルを掲げても、途中で挫折してしまうリスクがあります。
しかし、その逆もまた然りで、好きなことにお金を使いすぎてしまったり、好きなことに使っているのだから構わないと考え、肝心の生活が安定しないというのでは困ってしまいます。
現在を楽しみつつ、将来にも備える余裕を残しておけるような、バランスのとれたライフプランを作成しましょう。
さて、次回はライフデザインを考える際に役立つプログラムをご紹介しようと思います。
