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コラム Vol.14 収支計算書(PL)で年間収支を把握

家計簿で月々のお金の流れが把握できればそれだけでも十分なのでは?と思われる方もいるかもしれません。 黒字か赤字かを判断するのであれば、家計簿だけで十分です。 しかし、家計の基礎を固めるには、現状を把握した上で、問題があれば対策を考えることが必要です。家計簿は月単位が基本です。 それを年単位にまとめ直すことで月単位の変動が平準化され、今まで見えなかったより大きなお金の流れが見えるようになります。

上記の表は、分かりやすくするために、前回のコラムで載せた1ヶ月分の家計簿を単純に12倍して1年分としたものです(実際には月毎の収支を合計した数字に、臨時収入や臨時支出を加えたものを記入します)。 左側の収入の欄をご覧下さい。 大きく分けて10種類記載し てあります。 現状は、一番上の給与収入で支出を賄っている状況です。 それぞれの収入の特徴は下記の通りです。

  • ・ 給与収入・・・源泉徴収票でいうところの支払金額
  • ・ 不動産収入・・・家賃収入(管理費・共益費・礼金を含む)、駐車場使用料収入等
  • ・ 事業収入・・・自営業者などの、事業によって生じる売り上げ等
  • ・ 雑所収入・・・定収入または主な収入以外の収入(主に年金等)
  • ・ 利子収入・・・預貯金や公社債の利子、公社債投資信託の収益の分配等
  • ・ 配当収入・・・上場株式の配当、利子に該当しない投資信託の収益の分配等
  • ・ 一時収入・・・懸賞や福引きの賞金品、生命保険の一時金などが該当
  • ・ 退職収入・・・勤務先から受ける退職手当や、退職に伴う一時金などが該当
  • ・ 譲渡収入・・・土地、借地権、建物、株式、宝石、骨とう、ゴルフ会員権等を譲渡した収入
  • ・ 山林収入・・・山林を伐採して譲渡したり、立木のままで譲渡することによって生ずる収入

次に、収支計算書(PL)の右側、支出について見ていきましょう。

  • ・ 源泉徴収額・・・社会保険料(雇用保険料、健康保険料、厚生年金保険料)、税金(所得税・住民税)の額
  • ・ 貯蓄・・・年間の収入から支出(固定費・流動費・特別支出)を引いた合計
  • ・ 固定費・流動費・特別支出・・・毎年支出する額。 生活費ともいえるが、ライフイベントの費用や、今後気になる費用(教育費)などは、細目として金額が一目でわかるようにしておきたい

収支計算書で現状を把握すると、次の3パターンに分かれます。

  1. (1)収入より支出が少なく、貯蓄がきちんと出来ている
  2. (2)収入と支出がほぼ同じで、貯蓄が増えない
  3. (3)収入より支出が多く、赤字

(2)、(3)の場合は、対策を考える必要があります。 次のコラムで、対策の基本と世帯ごとの具体的な対策例をご紹介します。

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