前回までのコラムで、ライフデザインに基づいたライフプランの大切さをお分かりいただけたと思います。 しかし、ライフプランに沿って、物事が計画的に進めばいいのですが、実際には、思い通りに進まないことも多いのではないでしょうか。
実は先日、定期的にご相談を受けているお客様と約半年ぶりにお会いする約束をさせていただきました。 いつも、お客様とのお打ち合わせの前には、状況を確認させていただくための事項を記載したヒアリングシートをメールでお送りして、事前のご記入とご返信をお願いしています。
そのヒアリングシートには、お客様の状況を確認させていただくための事項が大きく分けて2つあります。 1つ目はお客様ご自身の変化について、2つ目はご家族の変化についてです。
そのお客様からご返信いただいたヒアリングシートにも、「私自身は特に変化はありません。 家族に関しては、息子が就職をして、仕送りがだいぶ減りました。 それから、両親のために自宅をバリアフリーにリフォームする話が出ています。」とご記入いただいておりました。
それを踏まえて、当日のお打ち合わせでは、バリアフリー改修工事に適用される減税について資料をご用意し、お伝えすることができました。 また、ご子息様の独立で収支が大きく変わったこともあり、ライフプランを再作成させていただくことになりました。
この様に、お客様ご自身には特別変化がなかったとしても、ご家族の状況が変わっていたり、税制や社会保障など、私達を取り巻く周りの環境は常に変化しています。 一度作成したライフプランも、その変化に合わせて臨機応変に見直しが必要です。
お客様の人生に何か変化があった時に、家族以外の一番の理解者として、ファイナンシャル・プランナーの存在を、思い出していただけたらとても嬉しいです。
